まず初めに、、、、
建物の漏水原因は多々あります。
水は上から下へと流れていき、クラック(ひび割れ)やコーキングが劣化している部分などの内側から、漏水してきます。
その為、漏水箇所が直接的な原因とは限らず、原因を究明し、根幹から補修していく必要があります。
【主な漏水原因の一例】
- 屋上やベランダの防水層の劣化
- ドレン(排水溝)の劣化や割れ
- 外壁クラック(ひび割れ)、コンクリート部の爆裂
- タイル目地の劣化
- 窓廻りやつなぎ目のコーキングの劣化
弊社は必ず現場調査を行い、建物の状況・周囲の環境(川や海の近く等)を視野に入れ、漏水原因の推定を行い、わかりやすいようにご説明いたします。
ご予算等、お客様のご要望をお伺いしつつ、ご納得いただいた上で施工に入らせていただきます。
waterproofing防水工事
ウレタン防水
液体状のウレタン樹脂を厚めに塗り、乾燥・硬化させ、弾性のある防水膜をつくる工事です。
凸凹が多く、複雑な箇所や、シームレスかつキレイに仕上げたい場合にオススメの工法です。
メリット
- 下地の形状に馴染みやすく、水密性が高い為、施工箇所や既存防水層を問わずに施工が可能。
- 不定形材料の為、繋ぎ目のない滑らかな仕上がりになる。
- 臭いや熱の発生がなく、周辺環境に優しい。
デメリット
- 人の手で塗布する為、完全に均一になりにくい。
- 耐久性を保つ為、紫外線防止のトップコートを約5年に1回、塗り替えが必要になる。
- 工程ごとに乾燥させる時間が必要。
シート防水
塩化ビニールやゴム製のシートを専用の接着剤や機械で施工箇所に貼り付け、水の侵入を防ぐ工事です。
施工箇所に固定物がない場合にオススメの工法です。
メリット
- 既存防水層がどんな層でも上から被せて施工が可能。
- 既成のシートを使用し、厚みが均一の為、広面積でもムラなく施工でき、工期が短い。
- 紫外線やオゾン・熱に優れた耐久性があり、シートの寿命が長い。
デメリット
- 厚みが薄い為、鳥のついばみによる穴開き等、やや損傷しやすい。
- シートの特性上、複雑な箇所を覆うことが難しく、凸凹や固定物が多い箇所には不向き。
- 工法によっては、ドリルの振動と騒音が発生する。
各種シーリング工事
建物の外壁ボードのつなぎ目や外壁とサッシの隙間などにシーリング材を入れ、衝撃を吸収し、高度の防水性、気密性を保つ工事です。外壁内への水の侵入を防いでいるのは外壁材や塗装ではなく、シーリングとなる為、とても重要な役割を担っています。
主な使用場所
- 外壁のつなぎ目や外壁とサッシや屋根の隙間
- ベランダや屋上の手すり部に多く用いられる笠木の継ぎ目
- 配管・ダクト廻りの目地
- 防水・塗装工事をする際の下地ひび割れ補修
- コンクリート部、衝撃の誘発目地
経年による雨風・紫外線の刺激や温度差で、硬化→亀裂→隙間→剥離と徐々にやせて劣化していく為、早い段階での補修をオススメします。
painting塗装工事
外壁塗装工事は単に見た目を良くするだけでなく、快適な住空間を維持する、大切なメンテナンス工事です。
外壁塗装の4つの役割
①見た目
新築のような外観が蘇り、また、異なる色合いに変更した場合、今までとは違う雰囲気にすることも可能です。
②耐久性の向上
塗料が壁面を保護し、外壁の耐久性を高め、建物全体の寿命を延ばしてくれます。
③断熱・遮熱効果
断熱、遮熱効果のある塗料を使用することにより、室内の温度の上昇・低下を軽減できます。冷暖房の効果が高まり、電気代の節約や、省エネに繋がります。
④防汚効果
多くの塗料に防汚性を向上させる機能が備わっており、外壁が汚れにくく、美しい壁面が長く続きます。
外壁塗装は経年による紫外線や雨風によりダメージを受け劣化していきます。
主な劣化の症状
- 変色や退色
- 触ると手に白く残るチョーキング現象
- ひび割れ(クラック)
- 塗膜のはがれや膨れ 等
劣化を放置していると雨漏りにも繋がり、大規模工事を行う必要もでてきてしまうので早めの補修をオススメします。
CIVIL ENGINEERING土木工事
止水工事
止水工事とは、地下にある構造物のひび割れによって発生した水漏れを止める工事です。構造物が土の中に埋まっている場合、外側から水漏れを止めることはできません。そこで内側から発泡ウレタンを充填し、隙間を埋め、水を止めます。
施工方法の一例
- ①コンクリートの漏水箇所の確認、位置決め
- ②決めた位置にm/5穴の間隔にドリルで穴を開ける
- ③穴に専用の注入プラグを差し込み、締め付け、コンクリートに固定させる
- ④注入プラグから止水剤の発泡ウレタンを充填し、圧力をかける
- ⑤止水剤が発泡し、硬化の確認後、プラグ上部をハンマーで撤去する
- ⑥必要に応じて、穴をモルタルで埋め、仕上げる
断面補修工事
断面補修工事はコンクリート構造物の劣化部をはつり、モルタルで埋め戻す工事です。
コンクリート構造物は、中性化や塩害、アルカリシリカ反応等によって鉄部の腐食を促進させます。
鉄部にサビが生じると体積膨張を起こし、内部の鉄筋に沿ったひび割れや表面の剥離、鉄筋露出等を起こします。
施工方法の一例
- ①修復箇所の調査・チョークでマーキングする
- ②マーキングラインに沿ってサンダーでカッターを入れる
- ③カッター入れした範囲内を所定の寸法まで、端部の角を壊さないようにはつり、清掃する
- ④出てきた鉄筋はワイヤーブラシで錆びを落とし、鉄筋防錆材を塗布
- ⑤次のモルタルの付きを良くする為、接着剤の塗布
- ⑥モルタルでキレイに埋め戻す